私たちについて

日本アーユルヴェーダ協会について

アーユルヴェーダは、悠久の歴史を通じて先哲たちによって培われてきた治療法及び健康法であり、同時に生き方の智慧でもあります。日本では1970年に研究会が設立され、その後日本アーユルヴェーダ学会が発足しました。研究発表やシンポジウムが開催されるようになり、啓蒙活動も盛んに行われており、現在アーユルヴェーダは広く一般に知られるようになりました。

一方で、医療が治療から予防や養生へと重点を移す「医療革命」の時代が到来しており、世界的に伝統医学が注目されています。21世紀は多死社会へと突入し、治療法や養生法だけでなく、死生観も重視されるようになりましたが、現代医学ではこれらを包括する体系は教えられていません。アーユルヴェーダは、医学を超えた生命の科学として、生の重要性を強調しつつ、死についても壮大な哲学的概念を持っており、今後の人類にとって必要な医哲学体系であると考えられます。

日本アーユルヴェーダ協会は、2008年に幡井勉先生を初代理事長として、日本アーユルヴェーダ学会と協力し、アーユルヴェーダの普及を推進することを目的に設立されました。当協会は、「生命の科学アーユルヴェーダ」の啓発と普及に今後も尽力していく所存です。

特定非営利活動法人日本アーユルヴェーダ協会

理事長 上馬塲 和夫