アーユルヴェーダとは

2012.7.27
アーユルヴェーダの「ハーブ医学」(ドラヴィヤグナ)
帝京平成大学、東洋医学研究所 教授、医学博士 上馬塲 和夫
◆アーユルヴェーダの薬草の西洋薬との相互作用: 資料1(PDF)
◆アーユルヴェーダの薬草の西洋薬との相互作用: 資料2(PDF)
◆アーユルヴェーダの薬草の西洋薬との相互作用: 資料3(PDF)

2011.5.23
報告1:アーユルヴェーダ ハーブのもつ威力!
「アムラ果実抽出物は、スイス・アルビノ系マウス脳の放射能による生化学的損傷から保護する」

5Gy γ線照射により、アムラ抽出物を経口投与したスイス・アルビノ系マウス脳における酵素活性及び生化学的活性の変化がどのようになるかを調査した。照射群では血清酸性ホスファターゼ活性値が、非照射群に比べ有意に高値を示した。しかし、照射前にアムラを経口投与した群では、投与してない群に比べ、すべての動物において、血清酸性ホスファターゼ活性が有意に抑制され、投与から20日目までには正常値に回復した。血清アルカリホスファターゼ活性は照射両群において著しい低下を示したが、アムラ投与群では蛋白およびコレステロールレベルの上昇が観察された。さらに、アムラ投与により、脳における脂質過酸化が抑制され、グルタチオンレベル(抗酸化機能指標)は高値を維持した。

引用論文:Inder S, Abhilasha S, Archana J, Dhanraj S, PK G. Fruit extract of emblica officinalis (amla) protects radiation induced biochemical lesions in the brain of swiss albino mice. Annals of Neurosciences, Vol 13, No 3 (2006)